ホロスコープと出産

フェニキア王の美しい娘エウロパに恋をしたゼウス。牡牛に変身をしたゼウスは彼女を誘拐。クレタ島まで泳いで、愛を交わしたそうです。これはギリシャ神話の牡牛座にまつわるお話。この記事を書いている今夜は牡牛座の月。窓を開けてみたら、お月様が綺麗に輝いていました。外に出て眺めていると、南の空には星が一つ。みなみのうお座のフォーマルハウト。

ミルキーウェイ

都会の明かりを消せば、東京でも、満天の星空を見る事ができるそう。だけど、都心を出た事のない私は、満天の星空を見たのは数える程。ミルキーウェイとオーロラを見たいと思っているけど、なかなかご縁がありません。私の夢が叶うのはいつの事やら。

月の話に戻しますね。月の速度は、天体の中で一番速くて、2.5日程で次のサインに移ります。私は執筆が遅いので、記事を投稿できる頃には、月のサインも変わっているかもしれません。タラ（汗）

ルネーションサイクル

「月に誓わないでください、変わりやすい月に」

シェイクスピアのロメオとジュリエットの中で、月に愛を誓うロメオをジュリエットが制止します。これはPRISCILLA COSTELLOのPRACTICAL　ASTROLOGYの一節から引用したものですが、新月から満月へ形を変える月のサイクルをルネーションサイクルと言います。月は、月の通り道である白道を約29.5日で巡ります。1サインに約2.5日滞在する事は、前述で述べましたが、その際に、月は太陽と地球の角度で満ち欠けをします。月は月自身では光りません。太陽の光を反射して、月は光るので、太陽に最も近づいた時に、月は私たちには見えなくなります。それを新月と言います。逆に満月は、月が太陽から最も離れた時に、太陽の光を全身で受け取ります。東洋では、新月を朔月、満月を望月と言い、月の巡りは、日本でも、明治6年にグレゴリオ暦が採用されるまでは、太陰太陽暦として用いられてきました。

ミミズの謎

サイクルによる月の変化は、妊娠にも関連しています。近代研究では、満月に動物と人間の性的な活動の増加を見せたと、PRACTICAL　ASTROLOGYには書いてあります。それを裏付ける…とまで言っていいのかわかりませんが、面白いお話があります。先日、図書館で1冊の本を借りました。本の題名は「ミミズの謎」。著者は柴田康平さん。ある日、彼は、路上で干からびているミミズを見て、ミミズはなぜ路面に出てくるのだろうと不思議に思ったのをきっかけに、ミミズの研究を始めました。研究を続けるうちに、彼は驚く事を発見しました。それは、ミミズが路面に出てくることと月の満ち欠けが関係していることがわかったのです。特に、下弦の月の日に多いことを、彼のデータが示しています。ミミズの行動と月の位相が関係しているなんて、不思議ですね。そして、本題の月の変化と動物の性的な活動に関して、柴田さんの本に面白い事が書かれていました。西ヨーロッパの潮間帯に棲むウミユスリカという虫の羽化、ゴカイの生殖群泳、日本ウナギなど他にも、月の満ち欠けと生物の生殖活動は関係があるようです。また、東洋では、旧暦の3月から春分の日までを啓蟄といいます。啓蟄は冬ごもりの虫が地中にはい出る頃と言われています。柴田さんの研究の結果では、なんとこの頃に、ミミズの卵が次々と孵化したそうです。このように生物の繁殖と月のサイクルには、関係があるようです。

リンダマッカートニー

写真家、料理研究家、そしてウイングスのオリジナルメンバーの一人。リンダマッカートニー。ウイングスをご存じではない方の為にご説明しますね。ウイングスはポールマッカートニーがビートルズを脱退した後に結成したバンド。そして、彼女は、ポールの最初の奥様です。彼女の月のサインは蠍座。ホロスコープでは、月は感情や肉体、他に妻、子供などを表します。

その彼女には、４人の子供がいます。ポールと出会う前に、授かったヘザー。ポールとの間には、メアリー、ステラ、ジェームズの３人の子をもうけました。彼女がそれぞれの子供達を出産した時の星の位置は、４人の子供のうち三人までが、彼女のASC、1ハウスに、５ハウスのロードである木星が関わっていた事には驚きです。

さて、夫であるポールマッカ―トニー。１０月から日本での来日公演が決定しています。ツアータイトルはフレッシュン・アップ・ツアー。ウェブサイトには、ポールのメッセージの他に、ツアー初日のセットリストなどが公開されていました。そのセットリストには、Back in the U.S.S.Rや Let it Beなど、ビートルズ時代の曲も。

東京公演のチケットはまだ残っていましたので、この機会にいかがですか。…なんて。（照）