タロット占いとは?
タロットカード(Tarot)は、もともとはゲーム用に作られたカードでした。
大アルカナ22枚のカードと小アルカナ56枚のカード、合計78枚で構成されています。
起源は、15世紀前半イタリア。
貴族の間で親しまれていたそうです。
タロットを最初に占いに使用したのは、18世紀、パリの占い師エテイヤ。
彼は、「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」という本を出版しました。
その後、フランスのエリファス・レヴィ、魔術結社ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)のメンバー達によって、タロットは発展していきました。
エリファス・レヴィは、「高等魔術の教理と祭儀」の著者。
彼は、タロットには古代の叡智が隠されていると主張。そして、タロットの大アルカナ22枚とヘブライ文字の関連を発見しました。
ここからタロットの魔術化が始まります。
1888年、イギリスでゴールデン・ドーンが結成されます。
(当時のイギリスでは、オカルト・ムーブメントがあった背景があり、著名な文化人も魔術結社に参加していました。)
ゴールデン・ドーンのウイリアム・ウィン・ウェストコット、マグレガー・マザーズは、エリファス・レヴィの影響を受け、更に研究を続けます。
そして、1909年にゴールデン・ドーンのメンバーであるアーサーEウエイトによって、タロットの歴史を変える記念すべきタロットカードが出版されました。
そうです。
ライダーウエイト版タロットの誕生です。
ウエイト版タロットカードは、占いに使用するために作られたカードではありません。
魔術に使用するために作られたカードです。
そのために、魔術シンボルがこのカードには盛り込まれているのが特徴です。
現在、最もポピュラーなタロットは、このウエイト版タロットの他に、古典タロットと呼ばれているマルセイユ・タロット、20世紀最大の魔術師アレイスター・クロウリーのトートタロット。
これらのタロットをベースに、様々なタロットが今日出版されております。
タロットを初めて購入される方は、ライダーウエイト版タロットがおススメです。
多数の教則本も発売されておりますので、これからタロットを始めたいと思っている方には、環境が整っていますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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